【絶望】足場の高い堤防、タモがない…その大物、諦めますか?
こんにちは!「DragCast」の拓也です。釣り歴18年の週末アングラーとして、これまで数々の魚と出会ってきましたが、今でも忘れられない悔しい思い出があります。
それは、まだ初心者に毛が生えた頃。足場の高い大きな堤防で、明らかに自己ベストサイズの青物がヒットしたんです。必死のファイトの末、ようやく足元まで寄せたんですが…そこで気づいたんです。「タモが、届かない…!」と。隣に人もおらず、どうすることもできずにラインブレイク。あの時の手の震えと絶望感は、今でも鮮明に覚えています。
あなたも、もしかしたら同じような経験をしたことがあるかもしれません。もしくは、「そうなったらどうしよう…」と不安に思っているかもしれませんね。
でも、安心してください。結論から言います。タモがなくても、準備さえあれば大物を獲ることは可能です。そのための最強の代案が、今回ご紹介する**「ギャフ」と「ロープ」を使った代用ランディング術**なんです。
この記事を読めば、なぜこの方法が有効なのか、どんな道具が必要で、どうやって安全に使うのか、そしていざという時に冷静に対処するための全てが分かります。もう、目の前の大物に涙を飲むのは終わりにしましょう!
- タモがない絶望的な状況を打開する「ギャフ+ロープ」という最終手段
- 市販品から自作まで、具体的な道具の選び方とセッティング方法
- 絶対に失敗しないための、安全なランディング手順と注意点
なぜ「ギャフ+ロープ」が最終手段たり得るのか?
僕がこの方法をおすすめする理由は、釣り歴18年の中で「タモではどうにもならない状況」を何度も経験してきたからです。
例えば、10kgを超えるようなブリやヒラマサ。これを6m、7mもあるタモの柄で掬おうとすると、水の抵抗と魚の重みで柄がしなり、最悪の場合は「ポキッ」と折れてしまうことがあります。僕も若い頃、無理をして高価なタモの柄を折ってしまった苦い経験があります…。
その点、ギャフとロープを使った方法は、魚を「点」で掛けて、強靭なロープで引き上げるため、タモの柄が破損するリスクがありません。特に、魚の重量が直接腕に伝わるため、安全な体勢さえ取れれば、より確実に大物を取り込むことができるんです。

もちろん、魚へのダメージを考えるとタモ網がベストなのは言うまでもありません。ただ、そもそも獲れなければ元も子もないですよね。これはあくまで「最終手段」として覚えておいてほしいんです。
「フライングギャフ」という考え方を知ろう
ギャフとロープを使ったランディング方法には、大きく分けて2つのスタイルがあります。その中でも、特に安全で確実なのが**「フライングギャフ」**というシステムです。
フライングギャフとは?
フライングギャフとは、魚にギャフを打ち込んだ瞬間、テンションが掛かることでギャフの先端だけがタモの柄から分離し、あとはロープとギャフだけで魚とやり取りする仕組みのことです。 柄が外れることで、魚が暴れてもタモの柄が破損する危険がなく、安全にランディングできるのが最大のメリットですね。

もう一つの選択肢「固定式ロープギャフ」
もう一つは、タモの柄を使わず、ギャフに直接ロープを結びつけて、手で投下するシンプルな方法です。こちらはフライングギャフの専用アダプターなどが不要なため、より手軽でコストを抑えられるのがメリットです。
ただし、狙いを定めにくい、ギャフが軽すぎると上手く刺さらないといったデメリットもあるため、ある程度の習熟が必要になりますね。

なるほど…!でも、専用の道具って高そう…。

いい質問ですね!実は、今持っている道具を活かして、意外と低コストでこのシステムを自作することも可能なんですよ。次は、その具体的な道具立てを見ていきましょう!
【自作もOK】代用ランディングに必要な道具たち
ここからは、実際にフライングギャフシステムを組むために必要な道具を紹介します。市販品を買うもよし、自作にチャレンジするもよし。ご自身のスタイルに合わせて選んでみてください。
- ① ギャフ: ランディングの心臓部。大型青物を狙うなら、軸が太く、懐が深い「パワーギャフ」と呼ばれるタイプがおすすめです。
- ② ロープ: 命綱です。太さは8mm以上、長さは釣り場の高さ+α(最低でも10mはほしい)のものを選びましょう。水を吸いにくく、岩などに擦れても切れにくい素材(クレモナやポリエステル製など)が安心です。
- ③ タモの柄: すでに持っているものでOK。フライングギャフにする場合は、先端にアダプターを取り付けます。
- ④ パワーアダプター (フライングギャフ用): ギャフとタモの柄を繋ぎ、負荷がかかると分離させるための重要パーツ。これがあるだけで、手持ちのタモの柄がフライングギャフに早変わりします。
- ⑤ ロープをまとめるもの: ロープを投げやすく、かつ安全に保管するために、バケツや専用のポーチがあると非常に便利です。
おすすめ市販品&自作のポイント
「一から揃えるのは大変…」という方のために、僕が信頼している市販品をいくつかご紹介しますね。
自作する場合の最大のポイントは、ギャフとロープの結束です。

必ず、絶対に解けない自信のあるノット(ハングマンズノットや二重のクリンチノットなど)で、これでもかというくらい固く締め込んでください。ここが一番の生命線ですよ!
【安全第一】ギャフ&ロープ式ランディング 完全手順
道具が揃ったら、いよいよ実践です。しかし、この方法は一歩間違えると非常に危険です。自分自身、そして周りの安全を確保するために、以下の手順を必ず守ってください。
Step 1: 【最重要】ロープの末端を固定する
まず、ロープの末端を堤防のビット(係留用の突起)や手すりの根元など、絶対に抜けない場所に固く結びつけます。

これを怠ると、魚の重みでタックル一式を海に引きずり込まれたり、最悪の場合、自分自身が海に落ちる危険性があります。絶対に、絶対に省略しないでください!
Step 2: 魚をしっかり弱らせ、足元に寄せる
ヒットしたら、慌てずに魚の体力を奪うことに集中します。元気なままギャフを打とうとすると、暴れられて失敗する確率が格段に上がります。魚が水面で横を向いたり、白いお腹を見せるくらいまで、じっくりファイトしましょう。
Step 3: ギャフを打ち込む
魚が足元にきたら、いよいよギャフの出番です。狙う場所は、頭部からエラ蓋の後ろあたり。 このあたりは骨が硬く、ギャフがしっかりと掛かります。逆に、柔らかい腹部に打つと、身が裂けてバレてしまう(通称:身切れ)可能性があるので避けてください。

コツは、魚の動きをよく見て、上から「当てる」のではなく、魚の進行方向の少し先にギャフを置いておき、手前に「引く」イメージで掛けることです。 これで、軽い力でもスッと針先が入りますよ。
Step 4: ロープで引き上げる
ギャフが掛かったら、ロッドは安全な場所に置き、ロープを手繰って引き上げます。

この時、絶対に堤防から身を乗り出さないでください。腰を落とし、安定した体勢で、腕の力だけでなく体重を後ろにかけるようにして引き上げましょう。
- Q周りに人がいる時はどうすればいい?
- A
一番良いのは、周りのアングラーに協力を頼むことです。「すみません、ギャフ打ち手伝ってもらえませんか!」と声をかければ、快く手伝ってくれる人がほとんどです。その際は、魚を寄せる人とギャフを打つ人の呼吸を合わせることが重要です。事前に「寄せますね!」「お願いします!」など、声を掛け合いましょう。
まとめ:備えあれば憂いなし!最終手段で夢の大物を掴め
今回は、タモがない、もしくは届かないという絶体絶命のピンチを乗り切るための、ギャフとロープを使ったランディング術について解説しました。
この方法をマスターしておけば、今まで諦めていたような状況でも、冷静に対処できるようになります。もちろん、毎回使うものではありませんが、「いざという時の切り札」として、頭の片隅に入れておくだけで、釣りのスタイルに大きな自信が生まれるはずです。
次の釣行では、タックルボックスの隅に、ギャフとロープを忍ばせてみてはいかがでしょうか?その準備が、一生忘れられない一匹との出会いを、現実のものにしてくれるかもしれませんよ。応援しています!
安全第一で、ライフジャケットは必ず着用してくださいね。そして、来た時よりも美しい釣り場を目指して、ゴミは必ず持ち帰りましょう。応援しています!


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